2024.1.12

小森 麻理選手のバレル「MOON JELLY（ムーン ジェリー）」が2024年1月20日に発売されます。

2023年4月からバレル制作の打診を行い、さまざまな要望やこだわりを聞きながら試作品を試し、完成したMOON JELLY（ムーン ジェリー）についての開発秘話をご紹介いたします。

どういうバレルにしたいのか。

開発にあたり、まず選手にヒヤリングをして、どのようなバレルにするのか要望を聞きます。
小森 麻理選手からの要望は「今年でダーツ歴17年目になります。昔からボトルシェイプ形状のバレルを使用してきているので、形状はボトルシェイプが希望です。」ということなので、ボトルシェイプ形状を採用しました。

ダーツ祭り2023のOne80ブースで販売されたものは、初回図面で作成されたものであり、その後本人と様々な意見交換や修正を繰り返し最終図面のようになりました。

最終仕様では、カットの中心は強めのリングカットを採用。リングカットをグリップした際に変化を持たせるため、カット幅約0.4mm～1.0mmの範囲でランダムに設置しています。（Bの部分）
一部シャークカットを入れていますがこれは、テイクバック時に指に引っかかるために設置しています。

また、本人の要望によりダーツセット時に中指を固定できるようにシャークカットを前方に2箇所設置（Aの部分）しています。

バレルのワンポイントとして、前方には小森 麻理選手の代名詞でもあるクラゲをイメージしたデザインカットを施しています。
テスト時に重いモデルも製作したところ、18.5gのバレルも相性が良かったためMOON JELLY（ムーン ジェリー）はグラムが違う2種を発売することにしました。

基本的には小森 麻理選手は17.0gを使用いたしますが、18.5gの方も使用する場合もあります。

カラーイメージはどうするか

MOON JELLY（ムーン ジェリー）のコーティングは、17.0gモデルがブルー、18.5gモデルがレインボーになっています。

小森 麻理選手の定番カラーでもあるブルーと、少し重いモデル（18.5g）は挑戦の意味も含めてレインボーを選択しています。開発段階で、本人希望のバレル重量は17.0gでしたので17.0gのコーティングはブルーとなりました。

ネーミングについてはどうするか

小森 麻理選手のキャラクターとして定着している「クラゲ」は、試合のユニフォームにもプリントされてるほど本人のお気に入りであり、クラゲに因んだミズクラゲ（Moon jellyfish）からバレル名「MOON JELLY（ムーン ジェリー）」に決定しました。